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2008年6月

No.002 青春の1ページ

2008年になって、2回目の更新。。。サボり過ぎです。
本やテレビ、映画関連のブログは、必要に迫られまめに更新していたのですが、急ぎでもない雑記は忙しさにかまけて全く手をつけなかった。
いきなりですが、訃報です。
どうしても書いておきたかったので。。。


小説家・氷室冴子さんが2008年6月6日、肺がんのためご逝去されました。
享年51歳。
一読者、一ファンとして、ご冥福をお祈り申し上げます。


悲しさと残念な気持ちで一杯です。
51歳は、早すぎます。
いきなりの訃報でとにかく驚きました。
氷室さんをご存知でない方は結構多いと思いますが、わたくしは中学生の頃から作品を通してお世話になりました。
氷室さんは、80年代を中心に少女小説で一世を風靡した作家です。
当時、新井素子さんや、久美沙織さん、藤本ひとみさん、前田珠子さんといった作家と共に、少女小説、今ではライトノベルの礎ともいえるコバルト文庫から多くの作品を出版してきました。
1978年 『白い少女たち』 でデビューし、 『クララ白書』(1980年) で人気を得ます。
最大のベストセラーは、1984年からシリーズ化された 『なんて素敵にジャパネスク』 ですね。
その多くの作品が漫画化、舞台化され、1993年には 『海がきこえる』 が、スタジオ・ジブリによってアニメ映画化されています。


最も人気の高かった作品は、平安時代のお姫さまの恋を描いたドタバタコメディー 『なんて素敵にジャパネスク』シリーズ(1984年~1991年) でしょう。
わたくしももちろん好きで、全部読みました。
しかし、個人的には、そのプロト作品ともいえる 『ざ・ちぇんじ!』(1983年) の方が大好きでした。
こちらも平安貴族社会が舞台なんですが、おてんばなお姫さまと、彼女の弟の身体が入れ替わってしまうというお話。
他にも 『なぎさボーイ』(1984年) 、 『多恵子ガール』(1985年) も思い入れがある。
90年代では、古代ファンタジー 『銀の海 金の大地』シリーズ(1992年~1996年) など人気があった。

多くの作品がありますが、個人的に1番好きで、彼女の作品中最も評価が高いといえる作品が 『シンデレラ迷宮』(1983年) 、 『シンデレラミステリー』(1984年) だ。
わたしにとって、氷室作品の代表作といったらこれです。
ある少女の内面(精神)世界を繊細かつファンタジックに描いている。
物語に登場してくる少女と同世代、リアルタイムで読んだせいか、どうしようもなく忘れられない作品ですね。
残念ながら現在廃刊状態で、中古を購入するか、図書館で借りるかしないと手に入れられません。
復刊して欲しいですね。 ただし、装丁デザイン、イラストは昔のままで。


90年後半以降は、執筆活動があまり見受けられず、休業しているのかと思っていたのですが。。。
作家として、これからもっともっと良い作品を残せる才能ある方だっただけに、本当に残念です。
作家にとって、多くの方々に自著を読んでもらうことが1番の喜びと思うので、復刊や重版されて、読み継がれていくことを願います。
特に、80年代の作品は名作ばかりなので。
 
 
 
 
 
 
 
 
(  ゚_ゝ゚) { まさに、青春の1ページでした。
 
 
 
 
 
 
 
 

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